2019年03月27日

データ復旧は簡単にできる?

私どものホームページで一応自分でのデータ復旧の方法を書いている。
その中で復旧作業の注意条項をいくつか書いているがあまり読まれていないのではないか?
決してやってはいけないことをやってから 私どもに依頼される方が結構いるのだ。
大事なデータが入っているということで私どもに送られてくるHDDが開封されていることも結構多い。
まあ 御本人が開封したのではなく
「ちょっと詳しい人」に任せた結果らしい。

声を大にして言います。
大事なデータが入っていHDDは 決して「(パソコンに)詳しい知人」には任さないでください。
hdd-inside.jpg
posted by den-now at 00:56| Comment(0) | 日記

2019年03月06日

基板のはなし

HDDの基盤というと 基盤交換という言葉が出てきそうです。
ホームページでも前のブログでも何度も書いていますが基盤交換はデータ復旧の手段ではありません。

さて 基盤がどんなものかじっくり見たことがない方がほとんどでしょう。
取り外した基盤をアップで見てください。
lb_hdd.jpg
様々なチップが基板上にありますが大きいのはLSIのコントローラー、SAMSUNGのメモリーでしょう。
LSIのチップはSeagateの文字が入っていますからSeagate向けのOEMでしょう。

こんな基盤がHDDに取り付けられています。
HDDのベンダーが違っても構成はほぼ同じです。
posted by den-now at 19:37| Comment(0) | 日記

2019年03月01日

HDDの開封について

「認識しないのでクリーンルームで開封しヘッドを交換します」
データ復旧業者はよく言います。
データ復旧に関するホームページでよく見かけます。

これ本当でしょうか?

確かに データ復旧の専用機器を使用し検査の結果 ヘッドが明らかに不良という場合はあります。
この場合最終的手段としてハードディスクの開封、ヘッドやヘッドアンプを交換するということはあります。
ただしこれらは最終的手段でそう多いわけではありません。

しかし 私どもにセカンドオピニオン(要するに前の業者で復旧できなかったからなんとかして)で持ち込まれるものの中に開封されたものは結構きます。

その多くは 開封する必要のない、それどころか開封したために壊されたものが少なくありません。
これらは そのHDDの状態を見ただけであらかた検討はつきます。

これらのいい加減な開封作業は HDD表面のシールの剥がし方でわかるのです。
通常HDDの筐体(蓋)を止めているネジは表面に貼られているシールで隠されています。
きちんと作業をする業者ならこのシールをカッターで切り取リます。
kaifuu-hdd.jpg
この写真を見てください。
この業者が 丁寧な(まともな)作業をしたと思いますか?
posted by den-now at 14:28| Comment(0) | 日記