2020年10月31日

何年か前にデータ復旧したお客様

データ復旧ご依頼の電話があった。
USB接続の外付ハードディスクが突然認識しなくなったとのこと。
企業様のようなのでお名前をお伺いしてみると 特徴あるお名前の会社。

ご担当者にお話を聞くと
「ハードディスクが認識しなくなって困ったので総務に相談すると『おくやま電脳工房』を紹介された」とのこと。
確かに何年か前にデータ復旧させていただいている。

今回のように過去にデータ復旧させていただいたお客様からのリピートは我々のようなデータ復旧業者にとっては大変ありがたい。
過去の作業に対して 評価いただいたわけだから 復旧業者冥利に尽きる。

お客様に対して親切かつ誠実に対応しなければと改めて思った。
hdd_inside.jpg
posted by den-now at 17:27| Comment(0) | 日記

2020年10月28日

データ復旧の厄介なやつ(セキュアハードディスク)

一般に暗号化付きのHDDというとパスワードを掛けられる外付けHDDが一般にはh知られている。
このタイプはハードウェアで暗号がかけられておりパスワードを設定しなくとも 内臓のHDDに書き込まれるときに自動的に暗号化され、読み出されるときに自動的に復号化されている。
そのため(パスワードを掛けない人は)特に意識しないで普通の外付けHDDのつもりで使っている人がほとんどだろう。
しかし実際はパスワードを設定する、設定しないに関わらず暗号化されているため 一旦障害を起こしてデータ復旧する場合 HDD単体でデータ復旧できても暗号化されたままである。
意識してパスワードを設定しない人は使わないほうが賢明であろう。

さて更に厄介なHDDそのものが暗号化されるタイプが有る。
もちろんきちんと意識してパスワードを設定する場合 極めて強固なデータ漏洩対策にはなる。
ただしこの場合も データ復旧しようとすると大きな障害となり 復旧できても複合できない(データとして使えない)ことも多い。
この種のHDDは同じ型番で 非暗号化タイプと暗号化タイプが存在するので更に厄介な事態を引き起こすことがある。
securityHDD.jpg
non-securityHDD.jpg
いずれのタイプの情報漏えい対策もデータ復旧時に大きな障害となりデータを失う可能性も高くなることを十分理解して使ってほしい。
posted by den-now at 20:06| Comment(0) | 日記

2020年10月23日

フリーソフトでデータ復旧はできるのか?

はっきり言ってしまえば「できる場合もあるし、できない場合もある。」
もともとデータ復旧というのは様々な状況が有り 何をしても復旧できないこともあります。
前に書いたように プラッターの自生剥離の場合 もととなる磁気情報がなくなっているので復旧はできません。

フリーソフト 有料ソフトに関わらずデータ復旧で重要なのはどれだけ慎重に作業をするかです。
またハードディスクやOSの知識も必要になります。

よくある失敗は復旧したデータをもとの復旧すべきHDDに書き込んでしまうこと。
ちょっと考えたらわかると思いますが もともとOSから認識しないデータを復旧するわけですから 復旧すべきデータのある領域に復旧したデータを書き込んでしまうことがあるのです。
ある有名なフリーソフトでこの失敗は多いようです。
データ書き込み用のナードディスクを別に用意してください。

また復旧中 ほったらかしにするのではなくしっかり監視してください。

少なくともこの2点は絶対に守ってください。
運が良ければ フリーソフトでも復旧できるかもしれません。
posted by den-now at 19:35| Comment(0) | 日記